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ぜひトライしたい! 大きいサイズのデザインスタンプ〈フラワーモチーフ編〉

2022.02.25
ぜひトライしたい! 大きいサイズのデザインスタンプ〈フラワーモチーフ編〉

こんにちは! インプレスアートスタンプ部です。

  

まだ寒さが残りますが、気持ちはすっかり春モード。 

作品づくりをしていると、春を感じるモチーフに自然と手が伸びます。

 

多用したくなるのが「ボタニカル模様」のデザインスタンプ。

特にフラワーモチーフのスタンプは、明るく華やかで、まさに春にピッタリのスタンプです◎

インプレスアートの花柄のスタンプも、種類が増えて充実してきました!

いままでのスタンプは3mm6mmのサイズでしたが、追加されたスタンプの中には9.5mm12mmとビックなものも! 

大きなサイズのスタンプをきれいに刻印するには、少々コツが必要です。

 

今回は大きめのお花のデザインスタンプをご紹介したいと思います。 

 

 


1.サイズで比較。細部のデザインまで注目したい花模様のスタンプ

2.作ってみました! フラワープリントのメタルアクセサリー

 

 

1.サイズで比較。細部のデザインまで注目したい花模様のスタンプ

 

写真上から6mm9.5mm12mm のサイズのデザインスタンプ。

12mmは見るからに大きい…… 

 6mmと比べると、重量もしっかり感じます。

 

《サイズ6㎜》

デイジー(U1101/6)

デイジー以外にも、多くのスタンプがこの6mmサイズ。

6mm以下のサイズは、ハンマーで打った力がスタンプに比較的まんべんなく伝わるので、刻印しやすいスタンプです。

 

《サイズ9.5㎜》 

イン・フル・ブルーム(U1088/95)

 

ブロッサム・オブ・ラブ(U1089/95)

 

ペタル・パーフェクト(U1090/95)

 

6mmから3.5mmもサイズが大きくなると、表現がとてもリアルで見栄えのある刻印がデザインされています。

ただし、スタンプ面が大きくなる分ハンマーから伝わる力が分散されてしまうので、刻印の難易度は上がります。

 

《サイズ12㎜》 

デイジー・ミー・クレイジー(U1087/12)

 

間違いなく難易度マックスな12mmの スタンプ。

 

9.5mmや12mmの大きなスタンプを刻印するコツとしては、
ハンマーで叩く際、どのようにスタンプの面に力が伝わっているか、イメージすることが大事です。

 

真上から見たとき、スタンプ上部の面積の大きさを実感します。

ハンマーでスタンプの絵柄にまんべんなく力が加わるようにイメージしながら叩きます。

 

奥側を叩いて、

 

右側を叩いて、

手前を叩いて、

左側を叩く。

そして中心も。

 

通常だと力を入れて13回くらいの少ない回数で打刻するのですが、
この大きいスタンプたちは1520回ほど叩きました。

本来ハンマーで打つ回数は少ないのは、
回数が多くなると、絵柄がズレやすくなるためです。

 

とはいえ、ハンマーで叩く回数を少なくしてムラを出してしまうと、絵柄がかすれます。

 

ブレを少なくするためには、
「スタンピングブランクはテープで固定する」
「スタンプは垂直にしっかり押さえる。」 
の基本は忘れずにハンマーを叩きましょう。

 

それから、スタンピングブランクは比較的やわらかい
「アルミニウム」 「アルケメ」 「スズ」 を選んでください。

真ちゅうや銅などの硬めの金属は刻印が入りにくくなります。

今回ご紹介しているスタンプは全てシグネチャースタンプですが、
まずはやわらかい金属を使って、大きいスタンプに慣れていきましょう。

 

それでも失敗はつきもの。

感覚をつかむには、練習あるのみ……!です。

 

▶素材について詳しく知りたい方はこちら

 

 

2.作ってみました! フラワープリントのメタルアクセサリー

 

 

練習したら、作品をつくってみましょう! 

難しいスタンプなので、いつもより緊張してしまいます……

 

リバーストーン 約20×19mm」に、デイジー・ミー・クレイジーを刻印。

存在感あるスタンプなので、刻印1つでも素敵なネックレスになります

マルチファンクションハンマーキットのチェイシングヘッドでブランクのふちを叩いて、少し表情をプラスしています。

 

 

 

お花をたくさん刻印して、レースのようなペンダントトップができました。

 

しかし、実のところは、かすれたりブレたりで、うまく刻印ができなかったところに模様を重ねて刻印した、ごまかしテクニックでつくりました。

知らなければ、まさか失敗からできているとは思われないくらい、引きで見るときれいですよ

なかなかうまく刻印できないときには、ぜひお試しください。

 

 

こちらもまた、うまく刻印できないときのアイディアです。

スタンプ全体をまんべんなく刻印するのが難しいので、いっそのこと、スタンプの半分だけを刻印してみました。

何度か失敗もしましたが、半分だけの方がスタンプの面積が小さくなって、力を伝えやすく、くっきりときれいに刻印ができました

逆に、強く叩きすぎるとブランクのふちがつぶれてしまうので、ご注意ください。

 

 

 

いかがでしたか?

 

難しいけれど、アイディアの幅が広がる9.5㎜と12㎜のお花のスタンプ。

春の訪れとともに、ぜひ挑戦していただきたいです! 

 

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